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お葬式に関する豆知識 trivia
年忌法要とは?
年忌法要は、故人の祥月命日(しょうつきめいにち)に行う供養の儀式です。親族が集まり、僧侶による読経やお墓参りを通じて故人を偲びます。一周忌、三回忌、七回忌など、決まった年ごとに営むのが一般的です。
しかし、地域や宗派によって考え方は異なります。七回忌を一区切りとして規模を小さくする家庭もあれば、三十三回忌の「弔い上げ(とむらいあげ)」まで行う場合もあります。


回忌の数え方に注意!
たとえば、三回忌は「亡くなってから3年後」ではなく、「亡くなった年を1年目」として数えるため、2年後に行います。計算に迷った場合は「回忌の数字-1」で考えましょう。
年忌法要の日程は祥月命日が基本
年忌法要は、故人が亡くなった月日の祥月命日に営むのが基本です。しかし、平日や長期休みの直後などで参列者が集まりにくい場合は、都合の良い日に調整しても問題ありません。
日程を変更する場合は、祥月命日より前に行うのが原則です。どうしても都合が付かない場合にはお寺に早めに相談するようにしましょう。
法事と法要の違いとは?
「法要」と「法事」は似た言葉ですが、意味が少し異なります。
- 法要:僧侶による読経や焼香などの供養儀式のこと。
- 法事:法要に加え、その後の会食まで含めた行事全体を指します。

年忌法要の準備と進行
年忌法要をスムーズに行うために、以下の準備をしておくとよいでしょう。
① 日程の決定
・祥月命日を基準に、親族の予定を考慮して決める。
(可能であれば3か月前から準備を始めると安心)
② 場所の選定
・菩提寺(お寺)・自宅(仏壇の前)・法要会館や斎場
③ 僧侶の手配
・菩提寺の僧侶に早めに依頼する。(お布施の準備も忘れずに)
④ 供物やお供えの準備
・仏花、果物、お菓子などを用意する。お寺や葬儀社に確認しておきましょう。
・会食を行う場合は仕出しや会場を手配。
⑤ 服装の準備
・一周忌・三回忌は喪服(黒のスーツやワンピース)
・七回忌以降は黒・紺・グレーの落ち着いた服装でも可。

弔い上げとは?法要は何回忌まで行うべき?
「弔い上げ」とは、最後に行う年忌法要のことです。一般的には三十三回忌で弔い上げとしているようです。仏教では、三十三回忌を過ぎると故人がご先祖様の仲間入りをするとされているからとされています。
また、地域や宗派によって考え方が異なるため、菩提寺や親族と相談して決めましょう。
宗教・宗派による年忌法要の違い
仏教以外の宗教でも、命日は特別な意味を持ちます。
神道の場合(式年祭)
・1年後に「一年祭」、2年後に「二年祭」、3年後に「三年祭」と続きます。
・その後は「五年祭」「十年祭」となり、五十年祭まで営むことが多い。
年忌法要は、故人を偲び、家族や親族のつながりを深める大切な機会です。特に一周忌と三回忌は重要な節目となるため、早めの準備を心がけましょう。
「年忌法要の手配が分からない」「どのタイミングで行うべき?」といった疑問等ございましたら、お気軽にご相談ください。

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