仏教由来の言葉 | 盛岡市の葬儀・家族葬なら駒木葬祭
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仏教由来の言葉
私たちが普段何気なく使っている言葉の中には、仏教由来の言葉が多くありますが、本来の意味に気付かずに使っている方も多いかと思います。
諸説ありますが、調べてみると非常に多い仏教由来の言葉。今回はごく一部をご紹介したいと思います。
挨拶
「挨」とは相手に問いかけを行うこと、「拶」とは相手の問いかけにすかさず切り返すことです。仏教では、お坊さん同士が出会った時に「押し問答」でその人の悟りの深さを測ったりをしていたようです。この押し問答の問いかけと返事の組み合わせが転じて「挨拶」という言葉になりました。
ありがとう
ありがとうは仏教の「有難し」という言葉から来ています。
法句経(ほっくきょう)という教えの「人間に生まるること難し やがて死すべきもののいま生命(いのち)あるは有難し」から取られており、人として生まれたことに感謝して生きようということから、一般的に感謝を表すときに使われるようになりました。
玄関
家の入口をさす玄関ですが、もともとはお寺の入口を玄関と呼んでいました。「玄妙(げんみょう)な道に入る関門」からできた言葉で、深い悟りへの境地を意味する 玄 と関所を意味する 関 が由来といわれています。
明治時代以降さまざまな建物に寺院の玄関に似た形の入り口が作られるようになり、仏教の道だけでなく単純に外と内を出入りする場所の呼び名として「玄関」が定着したそうです。
うんたらかんたら
はっきり覚えていない、うろ覚えのときに使うことが多い「うんたらかんたら」ですが、これは仏教が始まった古代インドの言葉であるサンスクリット語から来ています。密教のサンスクリット語で書かれたお経に「ウンタラタ、カンマン」というフレーズがあり、そのお経に馴染みのない人がこの部分しか聞き取れなかったことから、その言葉がうろ覚えを表す言葉として定着したそうです。
ごたごた
秩序がなく揉め事がおきている状態を「ごたごたしている」と言いますが、これも仏教由来の擬音語です。
鎌倉時代に、禅宗の僧侶である兀庵(ごったん)が理屈っぽく訳の分からないことを言うため、面倒でややこしい状況を「ごったんごったん」というようになり、それが「ごたごた」という擬音語になったそうです。
この他にもまだまだたくさんの仏教由来の言葉があります。日本人にとって驚くほどに生活に溶け込んでいる仏教。
皆さんも我々の身近に溶け込んだ仏教を探してみてはいかがでしょうか。
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