互助会への疑問
冠婚葬祭のための積立は本当に必要でしょうか?
互助制度の掛金はいつでも解約できるのです。
- 互助会という名称を使用していることから、何か困ったときにお互いに助け合うと言うニュアンスがありますが、その運営実態は株式会社形態であり、一般の会社と何ら違いはありません。
- 消費者が互助会へ月々苦労して積立てるお金には全く金利がつきません。一方、預かった互助会の方では一人一人からの積立金をまとめて金融機関に預金すれば相当な利息が稼げます。
- しかし積立金を解約するときには、銀行預金ではあり得ない解約手数料を取られます。しかも解約は消費者の自由なはずなのに、一度入会すると解約するのに時間がかかることもあります。
- 積立したお金は互助会の冠婚葬祭以外には使えません。他のことに使いたくても、無利子でただ放置しておくしかありません。互助会が一番恐れていること、それは解約です。自分たちが無利子で自由に使えるお金がなくなるからです。
- 互助会組織の積立制度とは、「前払い式割賦販売」、つまり消費者から先ずお金を払ってもらい、後で冠婚葬祭のサービスを提供すると言う仕組みです。まさかと思った銀行、保険会社が倒産。03年8月東北のある互助組織の倒産も報じられました。会員にはメリットの少ない前払い制度になっております。
- 金利の安い時代とはいえ、自分のお金は金融機関の預金等により自己管理していくことが大事ではないでしょうか。